一日散歩きっぷで行く! 根室線(滝川~富良野間)と路線バスの旅
1枚のきっぷでバスも乗れるそうな
土日祝日限定で、道央圏や道北圏で普通・快速列車が乗り放題になるJR北海道の「一日散歩きっぷ」。
今年9月は、一部の線区で周辺を運行している路線バスも利用できる実証事業が行われています。
路線バスが利用できる区間は以下のとおりです。
●根室本線(滝川~芦別間)
●室蘭本線(岩見沢~苫小牧間)
●日高本線(苫小牧~鵡川間)
個人的に、以前から来春廃止になる前に布部駅(富良野市)に行こうと思っていたので、早起きして途中下車をしながら布部駅を目指しました。
そもそも、この事業がなければ早起きしないで札幌駅で同きっぷを買ってから都市間バス「高速ふらの号」に乗って富良野駅に行こうと思っていました。(なんか邪道ですけど)
滝川駅から早速バスに乗換え
1本目は札幌6:58発滝川行。私にとっては早いけど、札幌発滝川方面行の朝2番列車。
日曜日の朝だけど、結構乗っているもんですね。乗り換えすることなく滝川8:36着。
JRだけだと、富良野行は滝川9:42発で1時間以上の待ち時間。
8:46発の臨時特急フラノラベンダーエクスプレスの案内放送に後ろ髪をひかれつつ、バスのりばへ。
根室線とほぼ並行して走る滝芦線(滝川~赤平~芦別)芦別駅前行は8:45発。
まずはチラシに書いてあるおすすめスポットのひとつ「赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設」を目指すことに。
バスは滝川市内でポツポツお客さんを乗せ、快調に東に向かっていきます。
巨大な赤平駅を過ぎ、最寄の「赤平消防署」にはほぼ定刻の9:20頃着。
道路と踏切を渡り、線路と並行している「こもれび通」を少し歩くと見えてくるのがこちらの施設。
ほぼ開館時間に到着。
見学は無料ですが、お時間があれば元炭鉱マンによるガイド付の見学(有料:約90分)をおすすめします。
館内には巨大な坑内図やジオラマ、坑内掘りの道具などが展示されており、赤平のお土産も買うことができます。
赤平駅の貨物取扱量の最盛期は、大阪の梅田貨物駅をしのぐ量だったそうです。
私は30分程見学させていただき、赤平駅に戻りました。(徒歩約15分)
同駅と併設されている「交流センター みらい」を見学。高所恐怖症の私には上の階から吹き抜けを見下ろすのはちょっと怖っ。
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設
■住 所 赤平市字赤平485番地
■電 話 0125-74-6505
■料 金 無料 (炭鉱遺産ガイド付見学は有料)
■開館時間 9:30~17:00
■休館日 月・火曜日(祝日の場合は開館し、直後の平日が休館)
■U R L https://www.city.akabira.hokkaido.jp/docs/2018071100039.html
芦別でガタタン
再び滝芦線芦別駅前行10:50発に乗車。
「北大通」(芦別市)に定刻11:15着。大きくそびえる北の都の観音像が見える方に歩くこと約7分。
駅から離れている施設に行くときは、バスが使えると確かに便利ではある。
おすすめスポット2つめの「道の駅スタープラザ芦別」で少々早めの腹ごしらえ。
まだ11:30なのにレストランは既に外で待っているお客さんが…。さすがは三連休。
人気No.1のガタタンラーメンではなく、ガタタン+ミニチャーハンを頂きました。
ガタタンが目当てだったのに、なぜかチャーハンのうまさが印象深く…。
お土産売場も大賑わいしておりました。
隣接する「星の振る里百年記念館」もすぐとなりにあります。(入りませんでしたが…)
ガタタン
「具だくさんでとろみのあるスープ料理」
観光協会HPにれば、市内でガタタンを食べられるお店は6店舗。
https://go-to-ashibetsu.com/gatatan
道の駅スタープラザ芦別
芦別の観光拠点。施設前には農産物の直売所や、1F売店横にはご当地ピザのお店「ピッツァ芦別」もあります。
【営業時間】
〇売店
5~ 9月 9:00~19:00
11~3月 9:00~17:00
4月・10月 9:00~18:00
〇レストラン
5~ 9月 11:00~19:00(ラストオーダー18:30)
※15:00~16:00close(5/3~5/7は営業)
11~ 3月 10:00~17:00(ラストオーダー16:30)※10:00~11:00軽食のみ
4月・10月 11:00~18:00(ラストオーダー17:30)
◯ピッツァ芦別
11:00~17:00
■休館日 年末年始(12月31日~1月3日)
■住 所 芦別市北4条東1丁目1
■電 話 0124-23-1437
■U R L https://go-to-ashibetsu.com/media/2018/04/01/20
マルシェ♪
ここから実証事業の範囲外の布部駅行くためのは、ズルして?邪道という人もいそうですが、
都市間バス「高速ふらの号」で富良野市に向かうことに。(別途運賃が必要ですよ)
なんせ昼間の同区間の足はふらの号のみなんですから…。
道の駅から徒歩約7分の「芦別中学校前」から乗車。
札幌から高速道路を経てやってくるから遅れてくるかと思いきや、ぴったり定時発車!
途中、芦別市郊外の「四番通」(都会的な名称だけど、畑以外何もない)で下車したお客さんがいて、なんだか驚いてしまう。
バスは右に左に空知川を眺めながら富良野市街へ。
終点より少し手前の「本通5丁目」で下車。(ほぼ定刻の13:15頃着)
富良野発の東鹿越行の列車まで時間があるので、「フラノマルシェ」でちょいと一服。
駐車場の空き待ちに並んでいる車を横目に、ササっとマルシェへ。
ちょっこしお土産を買って、その名も「ばすすとっぷ」なるお店で「ラベンダーソフトクリーム」を賞味。
結構暑かったので、溶ける溶ける…。💦
そして、布部駅へ
マルシェから富良野駅までは徒歩約10分…。なんだけど、ブラブラ寄り道しながら駅前到着。
14時ちょっと過ぎは、「フラノラベンダーエクスプレス」と「ノロッコ号」のツーショットが見られるんですね。
東鹿越行14:14発。40の単行列車。(赤平で見送った車両)
廃線を惜しむ人でもっと乗ってるかなぁと思っていたのですが、4人掛けのワンボックスに2人ずつと、ロングシートに7割くらいと立席数名。
私は1駅となりの布部駅に行くので前部に立っていると、乗りとおすお客さんと思われていたんでしょうねぇ。
布部駅で降りようとすると、隣にいた方が「えっ!」て顔をしていました…。
お目当ての布部駅。(通り過ぎたことは何度かありましたが)
「北の国から」発祥の地であります。
乗ってきた列車が折り返してやってくる15:45まで、周辺を散策。自販機が1台と郵便局、木材会社がある程度。
駅前にあったブランコに乗って時間をつぶしていたのですが、バイクで、車で、駅に訪れる方が絶え間なくやってくるんですね。
ブランコに乗ったのは何十年ぶりでしょう…。
滝川行は来る時と同じような乗客を乗せてやってきました。
富良野から先は4人掛けのボックスシートにひとり腰掛け、一路滝川へ。
フラノマルシェ
特産品やお土産をはじめ、カフェや食堂など19店舗が一堂に会しています。
国道38号沿の中心部にあり、富良野駅から徒歩約7分。
■営業時間 10:00~18:00(夏期 10:00~19:00)
■全館休業日 年末年始など
■住 所 富良野市幸町13番1号
■電 話 0167-22-1001(総合案内)
■U R L https://marche.furano.jp/
まとめ?
それにしても、この実証事業、あまりにも知る機会が少な過ぎやしないか。HPもなければチラシも見かけない。
バスに乗れることは、きっぷの購入時に案内が出てきたけど、アンケートがあることなんて全然わからない。
そう、実はアンケートの回答を…(自主規制)
それにしても、温泉入浴後に飲酒が楽しめる(私は下戸ですけど)といった車移動ではできないメリットとか、お店の割引券とか、もうちょっと工夫があればなぁと思うのは私だけでしょうか…。(松)
今回の行路
札幌6:58→(普通列車)→滝川8:36着/滝川駅前8:45発→(中央バス・芦別駅前行)→赤平消防署9:17着・・・徒歩5分・・・
赤平市炭鉱遺産ガイダンス施設・・・徒歩15分・・・赤平駅前10:50発→(中央バス・芦別駅前行)→北大通11:15着・・・徒歩7分・・・
道の駅スタープラザ芦別・・・徒歩7分・・・芦別中学校前12:30→(高速ふらの号:別途運賃)→本通5丁目13:11着・・・徒歩3分・・・
フラノマルシェ・・・徒歩10分・・・富良野14:14発→(普通列車)→布部14:20着/布部15:45発→(普通列車)→滝川16:57着
滝川17:15発→(普通列車)→岩見沢17:54着/18:05発→(普通列車)→18:47着