【飛び入り見学】ひたちBRT自動運転実証実験
まずは「日立おさかなセンター」へ
8月下旬、国交省のプレスリリースにて、「ひたちBRT」にて自動運転バスの実証実験が行われることを知りました。
ちょうど東京へ行く予定と重なっていたので、ダメ元で1日早く出発して、立ち寄ってみました。
詳しい内容は、いろんなサイトで発表されていますので検索してみてください。
【参考】産総研 ラストマイル自動走行の実証評価(日立市)を開始
ウロウロしていると…
日立おさかなセンターのバス停でウロウロしていると、関係者(日立市の職員?)から乗車体験者か尋ねられたので事情を話すと、待機中の車両を見学させていただきました。
この日は金曜日。プレスリリースを見た時は、一般試乗日(事前申込制)が水・土・日限定とはわからず…。
もし空きがあったら乗せてもらえたのかも。

おさかなセンター前で待機中の車両。さかな・さかな・さかな。
早速、車内見学
“実験中”といった感じで、車内にはモニターやいろんな機器類が設置されておりました。
なので、座席定員は8名になってしまったとのこと。
今回の実験区間は一部バス専用道を含む3.2kmで、あらかじめGPSで軌跡を読み込ませて走らせているとのことで、今の段階では路上駐車等の障害物を自動で回避することはできないものの、その課題も近いうちにクリアされるそうです。

車内正面上部にあるモニター

運転席の様子。

座席をつぶして機器類が積まれています。

運転席後ろには測定用?のPCなどを配置。
客席のモニター
ドアとドアの間の上にもモニターが付いています。運転席の様子が映し出されているのですが、「モニターで見ないと、運転手が運転していないかどうかわからない」からなのだそうです。それほど違和感がないのですねぇ。
また、今回のように専用道があるなど、ハード側が協力的な場合は導入の負担が少ないとも。
ただ、バスに向かって走ってくる人を、お客さんかランニング中かを見分けることができないので、バス停に人がいなければスルーしてしまうそうです。(この辺りは、人によって差が出てくるところでもありますけど…)
運転席後ろのモニターには、ガイドさんも乗車!? めんこいですねぇ。

車内モニター② 運転席の様子が映しだされます。

運転席後ろにはガイドさんも!
車両
車両は、どこからどうみても「日野ポンチョ」なのですが、新車で購入して改造という流れだそうで、車長などが変わるので車検は取直しとのこと。

ナンバープレートの上にあるのはセンサー。
実用化は…
飛び入りにも関わらず、ご担当の方が熱心に説明していただきました。技術的には、ほとんど実用化できているとのことですが、あとはやはり法整備。また、実用化の際は、沿線地域の方々や周囲を走るドライバーさんにもご協力いただいて、自動運転バスを温かく見守っていただくことは重要なのではないかという提案に「その通りです」とのことでした。
動き出した様子を外から眺めていると、速度が若干遅いことと、道路手前の停止線での停車をきっちり守る(真面目に走る!?)ので、ぎこちない感じに見えてしまうのですが、だからこそ安全性が高いのだろうなぁと思った次第でした。

自動運転中の様子(といっても、この写真ではわかりませんが)