谷地頭温泉（函館市電：谷地頭電停）

函館山に抱かれて…

函館山のすそ野にあり、市電の終点「谷地頭」にほど近い「谷地頭温泉」。浴室と洗い場はなかなかのスケールで開放的、五稜郭を模した星形の露天風呂もあり、朝はなんと6時から営業！　元々は、昭和28年に開業した歴史ある市営の温泉でしたが、現在は民営化されお食事処もあります。
浴場は玄関右手の階段を上っていった2階にありますので、マッサージ機や自販機のある休憩室からの眺めも良いです。函館は熱い温泉が多いですが、浴槽は高温（43.5℃）・中温（42.0℃）・気泡風呂（40℃）の３つに分かれているので、熱い湯が苦手な方でも大丈夫。函館山の下で入る露天風呂も気持ちがいいですよ。泉質はナトリウム－塩化物泉（65.1℃）、湯冷めしにくいお湯です。
お食事処では、かけそば（460円）、味噌ラーメン（650円）、天丼（690円）といったリーズナブルなメニューがたくさん。風呂上がりに食べたいソフトクリームは、山川牧場の牛乳が使われています。温泉はしょっぱいのでちょうどいいですね。お腹も心も満たされます！

営業時間・料金等

■住　　所　函館市谷地頭町20-7
■営業時間　6:00～22:00（21:00受付終了）、
　　　　　　［食堂］平　日　11:00～14:30／17:00～LO19:00
　　　　　　　　　　土日祝　11:00～14:30／16:30～LO19:00
■料　　金　大人460円、こども140円、幼児70円
　　　　　　「手ぶらセット（530円）」
■アクセス　函館市電「谷地頭」から徒歩5分
　　　　　　函館バス（53系統）「谷地頭温泉」から徒歩1分
■公式 HP　https://www.hakobura.jp/spots/433

立待岬と函館公園～絶景と最古の観覧車～

筆者はいまだに立ち寄ったことがないのですが、次回、函館に行った際には、立待岬と函館公園にも行ってみたいと思っています。立待岬は、よく知られる函館の写真できゅっと締まった地形の右側の海岸の下の方にあり、谷地頭温泉と同じく市電「谷地頭」電停から徒歩20分。津軽海峡が一望できる絶景スポットで、一角には北海道を代表する花・ハマナスが植えられた「ハマナス公園」として整備されているそうです。
一方、函館公園は市民参加により造築され（日本初のパートナーシップ型）、明治12年に開園した珍しい都市公園です。桜の名所のひとつとなっていて、ビジターセンターと動物施設があり、園内には「市立函館博物館」と日本最古の観覧車のある「こどもの国」も併設されています。
どちらも谷地頭温泉の入浴前に歩いてみたいですね。

営業時間・料金等

【函館公園】
■住　　所　函館市青柳町１７番地
■開館時間（ビジターセンター）　8:45～17:30（休館日：12月29日～1月3日）
■アクセス　函館市電「青柳町」から徒歩３分
　　　　　　函館バス（53系統）「函館公園前」から徒歩1分
■公式 HP　https://www.hakodate-jts-kosya.jp/park/hakodate/

函まちセン～手動式エレベーターにも乗れる！～

市電の函館駅前と谷地頭の間には、谷地頭方面と函館どつく前方面とが分岐する「十字街」電停があります。そこから見えるのが「函館市地域交流まちづくりセンター」（函まちセン）。大正12年に建てられ、元々は丸井今井百貨店（道民は“丸井さん”と呼ぶ）でした。重厚感ある歴史的な建物物が現在、市民活動の支援、地域情報の発信、人々の交流の場づくり、移住者支援という4つの機能を持った施設として活用されています。
１Ｆにはインフォメーションセンターや、喫茶コーナーの「café Drip Drop」があり、大きな窓から走り抜ける市電を眺めがらコーヒーを飲むことができます。２～3Ｆは研修室等となっていて、デパートってこんな感じだったなぁと思わせる階段を上っていくと到達できます。
さらに、センター内には東北以北最古の手動式エレベーターがあり、１Ｆのインフォメーションセンターに頼むと、最上階（５Ｆ）まで案内してもらうことができます。
いろいろな情報や人が集まる場所ですので、もうひとつの函館をのぞきに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

営業時間・料金等

■住　　所　函館市末広町4番19号
■開館時間　9:00～21:00
■休館日　12/31～1/3
■アクセス　市電「十字街」電停から徒歩1分
　　　　　　函館バス（３・43系統など）「十字街」から徒歩すぐ
■公式 HP　https://hakomachi.com/