【道内初】スマートバス停を拝見
いざ、琴似営業所前
先日「スマートバス停」が北海道に初上陸したことを小耳に挟みました。
実物を見たことがなかったこともあり、早速見てまいりました。
場所は、ジェイ・アール北海道バスの「琴似営業所前」。道道(旧国道5号)沿いに3か所(都心方2か所、手稲方1か所)設置され、実証実験が行われています。(営業所構内(始発用)にはありません)
◆スマートバス停
スマートバス停(スマートバス停クラウド)とは、時刻表やお知らせなど、その都度貼り替えていた紙媒体の内容を電子化することにより、交換作業の軽減やお客様の利便性を向上させることを目的としたもので、西鉄グループの(株)YE DIGITALさんが提供されている製品です。
このサービスは、ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2021「総務大臣賞」と社会業界特化系ASP・SaaS部門「総合グランプリ」を受賞されています。
これがうわさの
都心方のバスシェルター横に設置されています。
電源にAC100Vを使用するタイプで、上部にバス運行情報が表示されています。(市街地モデル:Type-B)
いつもの紙の時刻表をパソコンなどで見ているような感じがします。
カタログによりますと、広告は動画で表示されるとのことです。
バスキタ!も
こちらは、バスシェルター内の上部に設置されている運行情報((株)メディアマジックの「バスキタ!」)
やはり、スマホがなくても運行情報が見られるのはいいですね。
エコですね
こちらは、太陽光発電により稼働する電源不要なタイプ。(郊外モデル(Type-C))
余談ですが、太陽光発電で明かりが灯る行燈式バス停は、30年以上前(市営バス時代)、札幌市内に3基程度あったことを思い出しました。
31.5インチ
フレームの色が後ろの柵の色と同化していて、一瞬通り過ぎてしまいました。
バスの運行情報表示はありませんが、バスシェルター側に設置されているものと同じサイズです。
広告は静止画だそうです。
少し小さいのですね
こちらも電源不要なタイプで、電源は乾電池。(楽々モデル(Type-D))
表示方法は都心方面に設置されているものと異なり、電子ペーパーなので白黒で表示されています。
前出の2つと比べるとちょっと寂しい…かな。
右側(白抜き)が土日祝日
こちらのサイズは13.3インチ。
現在は実証実験中ですが、ダイヤ改正時などの定期的な更新はもとより、災害や事故などで運行状況を迅速にお知らせする必要が生じた場合にはとても威力を発揮しそう。
バスを待ちたくなるバス停のひとつの形になっていくといいですね。