新得町営浴場(駅前温泉)(根室本線:新得駅)

そばの町 新得

注)この記事の写真は2009年12月のときのものです。

新得駅は、根室本線と石勝線が分岐する駅。(現在、根室本線の新得~東鹿越間はバス代行輸送中)
列車に乗って札幌から帯広方面に向っていくと「道東に入ってきたな」と思える駅ですが、札幌~帯広・釧路を結ぶ「特急とかち・おおぞら」の全便が停車し、普通・快速列車限定の「一日散歩きっぷ」(道央道北の両方)の利用範囲の境界となる駅でもあります。(普通列車が運行していない新得~新夕張間は、同きっぷのみで特急列車に乗ることが可能)

新得町は十勝地方の西端にあり日高山脈と東大雪のすそ野に位置していることから、寒暖の差が激しく雪も多いため、十勝で唯一「特別豪雪地帯」の指定を受けています。
また、新得町はそばの町としても有名で、この寒暖差が香り豊かなおいしいおそばが育つ環境のひとつとなっているとのこと。奇跡の地鶏と称される「新得地鶏」もありますから、両方合わせて食べてみたいものですね。

新得駅前のイルミネーション

新得駅に停車中の普通列車(キハ40系)

お湯はトムラウシ温泉

列車が新得駅に着くと左側の窓から見えるのが新得町町営の「駅前温泉」です。
駅から徒歩1分という便利さに加え、約60km離れたトムラウシ温泉のお湯を温泉輸送車で毎日運んできているんです。
ということは、トムラウシまで行かなくても駅前でトムラウシの湯を味わえちゃうってことなんですねぇ。
このトムラウシ温泉は標高2,141mのトムラウシ山の麓にあり、新得駅から車で約60分(夏季限定で拓殖バスが運行)。日帰り入浴も可能です。
詳しくは、トムラウシ温泉東大雪荘のホームページをご覧ください。

さて、駅前温泉ですが、このトムラウシ温泉のお湯が楽しめます。
泉質は「低張性中性高温泉」となっており、悪天候等で残念ながらお湯を運べないときは、水道水での営業となるとのことです。

■営業時間 14:00~21:30
■定 休 日 1/1、1/2 (そのほか、臨時に休む場合あり)
■ 料 金  大人420円 (サウナ 450円)

新得町営浴場

冬の新得町営浴場

SL広場

新得駅から線路沿いの道路を約1km北上すると、国道38号との交差点手前に「SL広場」があります。
こちらに蒸気機関車(SL)「D51 95号」(デコイチ)が静態保存されています。
機関車履歴によりますと、昭和13年製で同40年に新得機関区に配置、同49年に引退しています。
道内では、根室・函館・室蘭本線等を走っていたとのことです。

道内を走っていたのは高度成長期の後半。
現在、列車が運行できなくなった狩勝峠などを、多くの貨車や客車を力強く引っ張っていたと思われます。
今宵はSLが活躍していた時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

駅名板風のSL広場の案内板

D51 95号機の正面

D51 95号の全景

D51 95号の機関車履歴

道内の駅から徒歩約10分以内で行ける温泉リスト「ほっこり駅近の湯」コチラ

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