湯屋・サーモン　（函館本線：発寒駅）

2025年“温泉”が爆誕。塩素臭なし！

2025年3月に温泉としても認可された「湯屋・サーモン」（銭湯は2002年から営業）は、JR札幌駅から小樽方面に向かって４駅目にあるJR発寒駅から徒歩10分。一風変わった名前の温浴施設は住宅街にあります。筆者はお誕生日割引きを狙って来ちゃいましたが、金曜日の夕方ということもあってかなかなかの盛況ぶり。（写真はありませんが、長靴専用靴箱が靴箱の半分位を占めていたのがびっくり）
源泉は冷鉱泉（アルカリ性低張泉）で19.7℃。循環で沸かしているそうですが、モノクロラミン消毒（レジオネラ対策を目的とした消毒方法）という聞き慣れない消毒法が用いられており、浴室に入ると大型公衆浴場にありがちな塩素臭がしません。
熱めとぬるめの湯と露天風呂などがあり、ずらりとならぶ洗い場にはケロリンの湯桶が置かれていて壮観です。露天風呂もあり、そのうちのひとつ薬湯風呂にはテレビも備え付けられています。（薬湯には生姜やはちみつなど6種類あるそうで、HPのカレンダーで確認することができます）
サウナは利用しませんでしたが、数名の熱波師が日替わりでロウリュウをしてくれるそうです。（サウナがあまり得意ではないもので…）
道内の駅近の湯は１日に停まる列車が数本という場所も多いのですが、発寒駅はJR北海道の中でも停まる本数の多い駅。時間を気にせず休憩室でくつろいでも心配ないですね。

「すこしだけソフト」がうれしい

甘党なので湯上りにソフトクリームを決め込んでいたのですが、最近体重が気になってきた筆者は一瞬躊躇したのですが、メニューをよく見ると「すこしだけソフト」なる実にありがたいものが…。
この日は、バニラかコーヒー、この２つを合わせたミックスの３種類。カレンダーを拝見しますと、コーヒーと塩キャラメルが週替わりで登場するようです。湯上り後もポカポカしていた体に、ひんやりした甘味がスーッと入っていくのでした。お食事メニューにはご飯ものやラーメンなどの麺類があり、リーズナブルなおねだんで提供されています。

近隣はショッピングゾーン

追分中央通沿には、商業施設が勢ぞろい。大型ショッピングモールのイオンモール札幌発寒店（発寒駅から徒歩5分）をはじめ、湯屋・サーモンに向かって歩くと、幼児・子ども衣料品の専門店、西松屋 札幌発寒店（同駅徒歩7分）や、お買い得な生鮮食料品が揃う北海市場 発寒店と大型ホームセンターDCM追分通店（同駅徒歩9分）があります。また、少し北側に行くとファッションセンターしまむら西宮の沢店、線路を渡ったところには、コメリパワー札幌発寒店、ヤマダデンキテックランド札幌発寒店、マックスバリュ新発寒などがありますので、入浴前に見て回るとちょっとした運動になりそうです。

発寒駅と宮の沢駅の間にあるから「はつみやCafe」

斜め向かいにアパートが建ち“隠れ家的”喫茶店から本物の隠れ家になった「はつみやCafe」。
オーナーがドックマッサージ施術を行うという珍しい喫茶店（ドッグマッサージは要予約）。一般的なカフェメニューはもちろん、お食事メニューでは「ポークカレー」が人気だそうです。2Fにはレンタルサロンとピアノがあって、地域の会合などにも使われているそうですよ。宮の沢駅から来られる際は、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。時々貸切や臨時休業があるので、ご利用の前にインスタグラムでご確認を。