「にぎわいターミナル」を見学させていただきました!

バスの社会的地位も高まりそう

先日の「第11回くらしの足をみんなで考える全国フォーラム」において、バスの社会的地位を高めるには、バス停をベンチとして利用してもらう等の輸送以外にも目を向ける議論がありました。
そこで、帯広市郊外で行われている「バス停のリ・デザイン」実証実験現場を見学させていただきました。

にくや大空の外観。以前は焼き鳥屋さんだったとか。

にくや大空の周辺。ちょっと寂しく見えるかな…

いざ昼間の「にくや大空」へ

正式名称は、「バス停の再定義・再構築による共創拠点『にぎわいターミナル』創出実証事業」で、国土交通省の「地域交通共創モデル実証プロジェクト」に採択されて実施されているものです。
帯広市から南西約7kmの大空団地内にある焼肉店「にくや大空」で展開されています。

販売中のなまら十勝野さんのお野菜。

店内に数か所あるインフォメーションボード。バスの運行状況も。

多彩な機能を装備した二刀流

実験の核となる「にぎわいターミナル」には、食品販売、簡易健康チェック、宅配BOX(24時間)、情報発信、コミュニティスペ-ス、パーク&ライド、送迎といった多彩な機能が備わっており、来店ポイントカードもあります。

にぎわいターミナルは、昼は多機能な居場所、夜は焼き肉店という二刀流。
昨年度、藤丸百貨店(2023年1月閉店)の商品を載せた「マルシェバス」の販売場所としても有名になりました。
これから注目です。

宅配BOX。24時間受取可能。

店内の様子。くつろぎ過ぎて乗り遅れ注意。

冷凍自販機の「ど冷えもん」も。味付ジンギスカンやアイスクリームなどを販売中。

スタンプ12個で粗品、24個でお野菜詰合せとのこと。

【にくや大空】

団地内の憩いの場として気軽に利用できるコミュニティ空間を目指して開業。
赤身肉の美味しいブランド牛「豊西牛」をはじめ、サイドメニューも充実。
お得なジンギスカン定食なども。

にくや大空
https://www.tokachibus.jp/nikuya-ozora/

【大空団地】

昭和40年頃から造成が始まり、藤・桜・虹などの名称を持つ44棟(666戸)の共同住宅と戸建住宅で構成。
人口4,364人/2,306世帯(2022年10月現在)、人口は20年前と比べて約2割減少。高齢化率は約43%(2017年)
スーパーはなく、セイコーマート1店舗と移動販売のとくし丸が営業。
中高一貫の大空学園義務教育学校が2022年4月に開校。

大空団地 https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/shisei/shisetsu/jutaku/1002129.html

【交通】

帯広市中心部(約10km:運賃430円)とは、十勝バスが4つの系統(62便(団地内で折り返して通し運行する便を分割して計上))を運行しており、そのうち2系統が日中交互に30分間隔で運行。(1980年代は20分間隔)
デマンド交通「おおぞライナー」(平日9~17時(昼休みあり))が片道1回200~500円、1か月乗り放題4,000円で運行し、バス停からのラストワンマイルにも対応。

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