ブラ・増毛(ましけ)

ひとまず風待食堂へ

「ぞうもう」ではなく、ましけです。

「ぞうもう」ではなく、ましけです。

残念ながら2016年12月に廃止が決まった留萌線・留萌-増毛間(8駅 16.7km)。
さらに、残念だったのがデジカメのSDカードがクラッシュ(復旧不能)して、途中まで撮ったデータがなくなってしまったこと・・・。(泣)

さて、以前乗車したことはあるものの、JRに乗って増毛町(人口約4,600人)をブラブラしてみました。

だいぶ前に乗った時は増毛から留萌に向ってで、札幌~留萌間の「日本海るもい号」という今はなき都市間バスで増毛まで行き、散策後、列車に乗車しました。

それはさておき、今回は列車で増毛に12:41到着。
鉄道ファンとお見受けする方々で1両編成の車内は満員御礼でございました。^^;

“風待食堂”の看板が掲げられている駅前観光案内所。

“風待食堂”の看板が掲げられている駅前観光案内所。

増毛駅の横には、故・高倉健さん主演映画「駅 STATION」で“風待食堂”としてロケに使われた駅前観光案内所(旧多田商店)があります。(私はTVで放送された際に、銭函駅が映っていたことだけしか記憶になく・・・)

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駅STATIONのパネル

ここも健さんファンにとって聖地のひとつと言っていいでしょう。
壁には映画のパネルがたくさん貼られておりました。

 

ここで入手した「早わかりマップ」と「ウォーキングマップ」を片手に、ブラブラ開始!!

ウォーキングマップ

ウォーキングマップ。距離とおよその時間も記載されています。

列車と海が一緒に撮れる場所探しも兼ねて、まずは、道道増毛港線を日本最北の酒蔵「国希酒造」方面にてくてく・・・。

 

 

早わかりマップ

早わかりマップvol.16。お店の案内などを掲載。

 

やたらと歩きまわってしまう・・・

重要文化財 旧商家丸一本間家。

重要文化財 旧商家丸一本間家。

 

駅と国希の間にある「重要文化財 旧商家丸一本間家」(国希さんの旧本店)前を通り(歴史的建物の好きな方はたまらないんでしょうねぇ)、国希酒造さんへ。

国希酒造さん。この佇まいが素敵です。

国希酒造さん。この佇まいが素敵です。

 

こちらも先程の映画のロケで使用された建物でして、映画に関する展示が行われておりました。
駅から真っ直ぐくると5~6分です。

 

さらに、南下して国道231号へ。

陣屋風のバス待合所。

陣屋風のバス待合所。

国道沿いで見かけたユニークな沿岸バスの待合所。
実は増毛町内はこのタイプの待合所がたくさん。冬のバス待ち環境が厳しいことが想像できます・・・。

増毛灯台。住宅街の外れにある。

増毛灯台。住宅街の外れにある。

徐々に駅側に戻りつつ、役場の裏をかすめて、駅真裏の高台にある「増毛灯台」に到着。天気が良すぎて、着くまでにたっぷり汗だく。^^;
眼下に広がる増毛ブルー?な海を眺めながら、一服。森があって、やっぱりここからも列車の撮影は無理・・・。
後から知ったのですが、駅の方からキハ54(ステンレスに赤帯の車両)と一緒に灯台を撮るのがいいだとか・・・。

でっかい木造校舎の旧増毛小学校。

でっかい木造校舎の旧増毛小学校。

前に一度見たことがあるものの、道内最大最古の木造校舎で有名な「旧増毛小学校校舎」付近にたどり着いてしまいました。この校舎は昭和11年(1936年)建築とのこと。
駅から真っ直ぐくると、坂道を登り続けること15分くらいです。
この反対(海)側は線路沿いの崖上になるのですが、深い笹薮があって進めず、ここも列車と海の撮影は無理。
汗だくになって駅まで戻り、懲りもせず港方面に向かっててくてく・・・。

崖下の“難所”をゆく、キハ54。

崖下の“難所”をゆくキハ54。

公共プレジャーボートスポット「ノールマリーナましけ」付近で、
崖の下を徐行運転(25km/h以下)する列車を撮影。

デジカメのSDカードが壊れたので、携帯電話で撮ることに・・・。

 

 

もうすぐ、約95年の歴史に幕が下ろされようとしています・・・。

車止め標識

終端駅の車止め標識は、やはり哀愁があります。

その昔、ここから先、雄冬、浜益村(現石狩市浜益区)、当別町などを経て、札幌を結ぶ計画も検討されたとか。。。

また、元々は、留萌から増毛ではなく、雨竜から増毛に伸ばす計画だったものの、難工事の多いことが懸念され現在の形になったそうです。

 

車窓からの眺め

車窓からの眺め。(留萌市・瀬越海岸)

海沿いを走るので、車窓からだいたい海が見えるのですが、この辺りが一番海岸に近いかと思われました。

実は、SDカードが壊れる前に、列車と海が一緒の写真を撮ったんだけどなぁ・・・。>遠い目。

留萌にて

留萌駅

留萌駅。12月5日からは、ここに車止め標識が置かれるのでしょう・・・。

かつては、羽幌線(留萌~幌延間:昭和62年廃止)が分岐していた留萌駅に戻ってきました。

急行列車も走っていたんですよね・・・。

 

 

 

 

 

IMG_0012
昭和50年7月のポケット時刻表から抜粋。
「急行はぼろ」、「急行るもい」、「急行ましけ」の名称が見受けられます。
深川~留萌間は、上り下りとも今よりだいぶ最終列車が遅かったんですね・・・。

 

画像をクリックすると拡大します

お土産

増毛鉄路物語

増毛鉄路物語。(なかなかの情報量)

 

国希酒造さんで販売しているクリアファイル「増毛鉄路物語」(2枚組)。

留萌-増毛間の開通から現在に至るまでの詳細な情報が両面に記載されています。オンラインショップからも購入できます。

 

このほか観光情報は、増毛観光情報局さんのページをどうぞ。

(松本)

 

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