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クルマと温暖化
クルマと温暖化
                                                                                                               
1.地球温暖化防止啓発ラッピングバス運行中!
 地球温暖化防止のためにマイカーの利用を控えて、公共交通を積極的に利用することは、既に周知の呼びかけとして“耳にタコ”ができている人が多いと思います。
 しかし、北海道では昭和40年台には600百万人を越えていた乗合バスの輸送人員は減少を続け、平成16年度には203百万人までになってしまいました。
 そこで、少しでも多くの方に地球温暖化のことを考え、行動を起こしていただきたい意味で、北海道地球温暖化防止活動推進センターでは、北海道中央バスさんの路線バスに公共交通の利用促進を呼び掛ける「ラッピングバス」を走らせています。
 路線バスは一般のクルマと一緒に走るため、直接ドライバーのみなさんの目に触れます。
 どれだけ見ていただいたドライバーさんの心に響くかは疑問が残りますが、少しでも見ていただいた方の心を動かせるといいなと思っています。
 バスの写真は北海道環境財団のホームページから確認してください。
北海道環境財団
http://www.heco-spc.or.jp/temp/h17_various/various_090_s.html
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2.雪道とクルマ
 近年は、雪が少ないですね
 温暖化との関連は不明にしても、何かやっぱり関係あるような気がしますね。
 さて、今回は、積雪と自動車の旅行速度について考えてみたいと思います。
 十数年前にスパイクタイヤが禁止されてから、ツルツル路面が出現し、降雪があると一気に自動車の走行速度は落ちているような気がしますね。
 ある研究結果によると、札幌市内の4月から11月にかけての平均旅行速度は30km/hで推移していますが、12月上旬から頃から平均旅行速度が低下しはじめ、12月から2月における積雪期間では平均旅行速度は、25km/hで推移していることがわかっています。
 これにより、平均旅行速度だけでなく、区間ごとの交通量も減っています。
これは、発進・停車時の円滑性の低下や夏場よりもより車間距離を確保しようとドライバーの意識が働くため、速度を低下させるなどの安全性を考慮した運転を余儀なくされているとまとめられています。
 ここで、考えなければならないのが、自動車の経済速度と燃費との関係です。
 一般的な自動車のデータですが、最も燃費が良いとされている経済速度は、一般道路で40km/h、高速道路で80km/hといわれています。
 自動車の旅行速度が40km/hを切るとどんどん燃費も悪くなり、それに伴って温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)もどんどん排出されることになります。
 つまり地球温暖化防止のためには経済速度で走ることが重要になってきています。
 積雪時には、どうしても経済速度をキープすることが難しくなりますし、渋滞などに巻き込まれると波状運転と言って加速・減速を激しく繰り返すさらに燃費の悪い運転を強いられます。
 どうでしょう、スリップ事故も増える積雪期間こそ、公共交通を賢く使って温暖化防止に取り組んでみては?
【参考文献】宗弘一徳、秋元清寿、高橋尚人、浅野基樹、三谷光照;冬期道路交通評価へのタクシープローブデータの活用~札幌市における事例~北海道開発土木研究所月報 No632 2006年1月
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3.Well-to-Tank? Tank-to-Wheel? Well-to-Wheel?
 「Well-to-Tank? Tank-to-Wheel? Well-to-Wheel?」という言葉をお聞きになったことはありますか?
 「Well-to-Tank」は、一次エネルギーの採掘から燃料タンクに充填するまで、
 「Tank-to-Wheel」は、燃料タンクから車両走行まで、
 「Well-to-Wheel」は、その両方を足したもので、どの時点で二酸化炭素(CO2)が排出されているかを考えるときに使われる言葉です。
 燃料電池車やガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車、天然ガス車と思いつくままに上げただけでも、エンジンや燃料の多様化が進んでいます。
 燃料電池車は走行中にCO2を出さないクルマとして注目されていますが、燃料となる水素を何から作るかによって排出されるCO2の量に差が出てきます。
 現在は天然ガスなどの化石燃料を改質してから水素を作ることが多いですが、「Well-to-Wheel」で考えた場合、これではガソリンのハイブリッド車とあまり変わらないようです。
 とうもろこしなどから作るバイオ燃料は、CO2の排出量こそ少ないのですが、供給量が少ないという問題もあります。
 自動車メーカーの宣伝だけ見ていると走行性能や燃費などが注目され、「Well-to-Tank」がどうなのかということがよくわかりません。
 自動車を選ぶときにはそのようなことも考えてみてはいかがでしょうか?
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4.~クルマのない日~
 唐突な題名で題名から始まりましたが、今月はヨーロッパを中心に、モビリティーウィーク・カーフリーデーが行われています。1997年にフランスの都市ラ・ロッシェルで行われた「車のない日」が始まりですが、今ではヨーロッパでは1947都市、日本からも6都市が参加するようなイベントとして行われています。
 都市の中から、自動車をシャットアウトしたうえで、マイカーに頼らなくても移動を制約されることがないことを実感することが目的ですが、そのために公共交通の増便などのさまざまな交通施策が実施されます。また、中心部では車道を使ったスペースで環境を考えた催しがたくさん行われ、街中は大変な人でにぎわいます。ただし、あくまでも啓発が目的なので、歩行  者天国とは性格が異なります。また、自動車をシャットアウトするといっても、公共交通は走ることができますし、歩行者天国と違って自転車のレーンも確保され、乗ったまま通行することができます。
 さて、札幌でもその実現の可能性はあるのでしょうか?
 街中の駐車事業者との問題、通行止めとしたときの自転車、公共交通走行の問題、行政の参加意思、警察との調整、市民への告知・・・など、クリアしなければならない問題が多すぎて、なかなか簡単にはいきませんよね。でも、規模は小さいながら実施している都市は日本にもあるのです。
 でも、地球温暖化問題も然ることながら、高齢化社会における市民の足や都心の魅力アップのための文化発信などのために、モビリティウィーク・カーフリーデーで、自動車に頼らないモビリティ(移動)を体験しておくことがやはり必要ではないでしょうか?
参考:ヨーロッパカーフリーデー日本公式サイト
http://www.cfdjapan.org/
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